
vol.455(発行日: 2026年2月25日)
キラキラ輝く校友にインタビュー!!
今回は、大阪工業大学を卒業後、株式会社エクセディで活躍されている波夛野伶子さんにお話をうかがいました。
仕事に対する思いや大学在学中の心に残るエピソードなどを語っていただきます。
実験とゴルフで培った経験が
社会人としての確かな自信に
大阪工業大学 工学部 応用化学科
2015年3月卒業
波夛野 伶子
さん
(はたの れいこ)

現在はどのような仕事をされているのですか。
自動車向けの駆動系部品メーカーである株式会社エクセディで、新規事業の営業に携わっています。当社では変速装置用製品に加え、独自の技術力を生かした新たな電動化製品の開発・製造にも取り組んでおり、その販売に私の所属する営業チームが力を注いでいます。
入社後は希望が叶い、自動車の安全を司る品質管理の仕事に従事していたのですが、2025年の春に現在の部署へ異動となりました。環境や業務内容がガラリと変わり、戸惑いもありますが、新たなことに挑戦できるのは好運なことと捉え、培ったスキルをベースにレベルアップを目指して頑張っています。
自動車業界で働くことは中学生の頃からの夢でした。車好きな家族の影響を受け、私も次第に車に興味を持つようになりました。その魅力にハマったのは、鈴鹿サーキットを訪れたことがきっかけです。たまたま開催されていた自動車レースを観戦し、エンジン音の迫力や圧倒的なスピード感にすっかり心を奪われてしまいました。それ以来、国内で人気のレース「スーパーGT」を毎年観戦に行くようになり、応援している選手にファンレターを書いたり差し入れを届けたりと、熱心に推し活を続けました。

大工大を志望した理由と在学中に取り組んだ学業について教えてください。
自分の夢を叶えるには、文系より理系に進学した方がいいだろうと考え、高校卒業後は一浪の末、自宅から通える大阪工大工学部応用化学科に進みました。浪人生活ではしんどいこともたくさんありましたが、自身の成長につながる良い経験だったと思います。夢に向かってブレることなく前進できたのは、幼い頃からピアノ、バレエ、公文式といった習い事を通して、物事に継続して取り組む習慣があったからかもしれません。
大学時代は一生懸命学業に励みました。学生一人ひとりと親身に向き合ってくださる先生方が多く、困りごとも気軽に相談できる環境はありがたかったです。テスト前には重要なポイントを尋ねたり、苦手な科目についてはどこを重点的に勉強すべきか教えていただいたりして理解を深めていました。
卒業研究では無機光エネルギー化学研究室の東本慎也教授のご指導のもと、「光触媒を用いたベンゼンからフェノールへのワンステップ合成」をテーマに日々研究に打ち込みました。試行錯誤を重ねた結果、良好な実験データが得られ、学会でポスター発表を行うという貴重な機会をいただきました。発表に向けた準備は大変でしたが、周囲の方々の力も借り、粘り強く実験を重ねて本番を迎えたことを今でも鮮明に覚えています。
大学時代は体育会ゴルフ部に所属されていたそうですね。
はい、高校時代に父の打ちっぱなしに付き合ううちに、ゴルフのおもしろさを覚えました。私が大学に入学した当時、ゴルフ部には女子部員が一人もいなかったので迷いもありましたが、先輩方が温かく接してくださり、気負わずに取り組めそうな雰囲気だったことから入部を決めました。合宿では兵庫や三重のゴルフ場を訪れ、ラウンド後は温泉に浸かるなど、楽しかった思い出がよみがえります。とはいえ、体育会ならではの厳しさもありました。ラウンド中はゴルフバッグを担いで移動し、打った後はコースを走るのが部内のルール。夏合宿では早朝から2~3ラウンドをこなし、夕方までみっちり練習していました。その甲斐あって技術と体力は向上し、精神面も鍛えられたと思います。部活動と両立しながらキャディーのアルバイトにも精を出し、幅広い年齢層の方々と接する中で、人と人とのつながりの大切さを学びました。ゴルフを通して得た経験は、社会に出てからさまざまな場面で役に立っていると実感しています。
ゴルフは今も夫婦共通の趣味として続けています。夫とタイを旅した時は、当社の現地社員と一緒にラウンドしました。タイのゴルフ場では、日本でプロ選手が受けるのと同等のサービスを一般の利用者も体験できるのが醍醐味。機会があればシンガポールでも現地ならではのゴルフを楽しんでみたいです。

仕事とプライベートの両面でチャレンジしたいことはありますか。
仕事では、営業力を高めると同時に、新事業の立案にも挑戦していきたいと考えています。営業チームに所属しながらも新事業について提案できる環境があるため、自ら立案した企画を3年以内に実現させることを目標としています。
プライベートでは、母校学園の創立記念日に開催されている校友会のゴルフコンペに参加してみたいですね。昨年は友人と「ホームカミングデー」に参加し、久しぶりに母校を訪れました。学舎は変わらずきれいで、改めて恵まれた環境で学べたことに感謝しました。研究に勤しんでいた10号館をこっそりのぞいて当時を振り返ったり、卒業生を代表して壇上で挨拶をさせていただいたりと、とても充実した時間を過ごしました。校友会のゴルフコンペは、ゴルフ部の在学生、職員、卒業生が集い、毎年にぎやかに催されているそうですね。次はぜひ、ゴルフ場でみなさんとご一緒できればうれしいです。

こぼれ話・・・
取材に同席された波夛野さんの上司は、「ゴルフを共にした時の彼女のきめ細やかな対応が印象に残っており、人事異動で波夛野さんの名前が挙がった際に、ぜひ自分の部署に迎えたいと思った」と話されていました。取材中も波夛野さんは丁寧に対応してくださり、その実直な人柄がうかがえました。

